挿し木の中でも、特に簡単で、初心者にもおすすめできるのが水挿しです。切った枝を水を入れたコップなどで根が出るまで育てます。
水挿しに向いた植物としては、ミント、マジョラム、セージ、タイム、レモンバーム、ナスタチウム、セボリー、クレソン、フレンチタラゴンなど多くのハーブ、そしてポトスやパキラなどの観葉植物、その他ゼラニウムやデュランタ、バラなどがあげられます。
では水挿しの具体的なやりかたを説明しましょう。 
1)まず空き瓶や花瓶などを用意しましょう。
ジャムの瓶のように口が広いものを選んでください。口が狭いと、根が出た後、瓶から取り出す際に口の部分で根を傷めてしまいます。高さ15cm以上のものがよいでしょう。
瓶に水を入れてから、口をアルミホイルでおおい、挿し木の数だけ、アルミホイルに菜箸などで穴を開けます。
2)挿し木したい植物の枝を10cmほどの長さに切ります。先端の新芽が出ている部分を使ってください。
バラのように枝も太く、大きなものは15~20cmくらいの長さがいいでしょう。
切り口は水をあげやすいように斜めに切ってください。
4)アルミホイルの穴に挿し木を挿して、半日陰に置いておきます。
水はできれば毎日、特に最初の2、3日は1日数回でも取り替えて上げてください。アルミホイルごと植物を持ち上げれば、植物を傷めずに、水替えができます。
5)ミントなど早いものなら数日から1週間、タイムなら2週間ほどで根が出ます。根が2本以上、数cm以上に伸びたら、清潔な土を入れた鉢に植えて、発根までの日数と同じ日数、つまりミントなら1週間、タイムなら2週間くらいは半日陰で管理しましょう。
ちなみに土に挿すときには、メネデール(芽や根の促進剤)を切り口にまぶしておくと、根ぐされしない内に根が出てくれます。
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