http://www.hanagoods.com/mizuyari/
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
水やり | |||||||||||||||||||||||||||||||
水やりの基本は、「土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷり」あ
げることです。園芸の本にも、だいたい似たようなことが書いてあります。これは、一般論としては非常に的を得ています。しかし、思いがけない落とし穴もあ
ります。水やりは植物を育てていく中で最も頻繁に行う、最も身近で基本的な作業ですが、「水やり三年」と言うように、簡単そうに見えて実はとっても奥が深
いのです。 私もまだまだ修行中の身ですが、それでも他の方の参考になればいいなと、 水やりについて掘り下げてみました。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
水やりの難しさ | |||||||||||||||||||||||||||||||
時と場合によっては水やりが危険を伴うって知ってますか? 水やりが原因で植物を枯らしてしまうことも少なくありません。 かと言って、水をやらなければ確実に植物は枯れてしまいます。 大切なのは、水やりが何で危険なのか、どういうときに危険なのかを充分理解して、適切なタイミングで適切な量の水を植物に供給することです。 水が足りないと植物はしおれて枯れてしまいます。 そこまでひどくなくても、花芽が落ちたり、葉が落ちたり、ハダニが付きやすくなったりします。 水やりが多すぎると、根が腐ったり、場合によっては茎や葉が腐ったりします。 水をやり過ぎなくても、暑い時や寒い時の水やりは、植物の性質をきちんと調べてからやらないと、たった一度の失敗で植物が腐ることがあります。 こうした失敗をしないために、水をやる時に注意しなければいけないのは、 ・水をやるタイミング ・一度に与える水の量 ・水の温度 ・どこに水を与えれば良いか などで、これを、 ・植物の性質 ・そのときの気温や湿度や風 ・置き場所 ・使っている土の状態 などによって調節しなければいけません。これが水やりの難しさの一つだと思います。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
水やりのタイミング | |||||||||||||||||||||||||||||||
水やりはタイミングが命です、と言っても良いと思います。また、水やりで難しいのもタイミングだと思います。 「○○日に1回」など、定期的な水やりではダメです。なぜなら同じ鉢植えでも、天候や置き場所によって土の乾き方がまったく違うからです。必ず実際の土と植物の様子を見ながら水やりのタイミングを判断するようにします。
★タイミングの基本
生育期の水やりでは、「土の表面が乾いたら」というのが基本です。常に土の表面が湿っているようだと、根腐れする恐れがあります。また、土は一般に、鉢
の上の方から乾いてくるので、土の表面が乾いただけなら根までは乾きません。特に乾燥に弱いものや乾燥を好むものは別として、多くの植物はこのタイミング
で大丈夫です。ただし、上でも書いているように、あくまでも「生育期」限定です。生育に適さない時期は水やりも控えます。 また、生育期であっても次の場合には特に注意が必要です。土の表面が必ずしも土全体の乾き具合を反映しないことを覚えておきましょう。
★水やりの時間帯
水やりは基本的に午前中に行います。夏なら早朝か夜、冬は暖かい午前中の方が良いでしょう。なぜなら夏の暑い時間帯に水をやると蒸れて腐ってしまう恐れがあるし、冬は夕方に水をやると夜間に凍結してしまう恐れがあるからです。そうは言っても、夏の日中、乾燥してしおれてきたときは水をやらないと枯れてしまいます。その辺りは臨機応変さが必要です。大切なのは、夏の暑いときや冬の寒いときの過湿を避けることです。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
一度にあげる水の量 | |||||||||||||||||||||||||||||||
一度にあげる水の量は、生育期であれば「鉢底から流れ出るくらいたっぷり」が基本です。ただし、鉢皿等にたまった水は捨てましょう。根が窒息して腐る場合があります。
★過湿に弱い時期の水やり
夏の冬型多肉植物など、特に過湿に弱い時期の植物は要注意です。鉢底から流れ出るほどたっぷりやってしまうと、土が乾く前に植物が腐る可能性があります。かと言って、全く水をやらないわけにもいかないし。実は私もたまに失敗するので、どんな水のやり方が一番いいとは言えません。ですが、参考までにいくつか考えられる候補を挙げておきたいと思います。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
過湿に弱い植物は・・・ | |||||||||||||||||||||||||||||||
水は必要だけど過湿に弱く根腐れしやすい、という植物は、水はけの良い土に植えるのが第一です。 水はけの良い土に植えてあれば、基本どおりの水のやり方で問題ないと思います。 それでも心配な場合は、水をやった後、雑巾などで鉢底から不要な水を吸い取る方法があります。鉢を雑巾の上に置いておけば良いのですが、雑巾の片端を台の上から垂らしておくと、効率よく排水できます。 また、鉢の形状によって鉢底と雑巾が密着しない場合は、雑巾を押し付けるようにして水を吸い出します。 乾いた雑巾の上に鉢を置くと、意外とたくさんの水が吸い出されます。この水は、鉢の下の方で滞留している、ある意味不要な(むしろ有害な場合さえある)水です。このように不要な水が滞留してしまう原因は、上記「地植えと鉢植えの違い」をご参照いただければ、と思います。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
水の温度 | |||||||||||||||||||||||||||||||
水の温度は意外と重要で、鉢内の温度と比べて極端に冷たい、または熱い水を与えると、植物に障害が出る可能性があります。 また、基本的にある程度温かい水の方が吸収が良く、冷たい水は与えても植物に吸収されにくい場合があります。 以上のことから、与える水の温度は、冬場で10~20℃、夏場で20~30℃くらいがおおまかな目安でしょうか。ただし、植物の性質や気温、日当たり、水やりの時間帯などを考慮して水の温度を調節する必要があります。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
水のやり方色々 | |||||||||||||||||||||||||||||||
水のやり方には色々な方法があって、これをその時の状況や植物の種類によって使い分けていきます。基本は①の水差しですが、注意点がしっかり頭に入っていれば②のジョウロを使った方が楽なことも多くあります。
|
0 件のコメント:
コメントを投稿